4:名無しNIPPER[sage saga]
2022/10/10(月) 23:28:59.45 ID:R3+wBdbD0
リツコ「終わったのね……」
少し目をすがめ、周囲の山々を見る
リツコの悲しげな横顔
リツコ(ミサト……)
マヤの声「副長センパイ!」
振り返るリツコ
リツコ「どうしたの」
クルーたちでごったがえす草地に人だかりができている
開かれたミドリのノート型端末に灯りがともり、ヴンダー乗員たちがそれを囲んでいる
マヤ「マギコピーが何か受信してます!」
リツコ「マギコピー……というか、そのコピーね」
歩み寄るリツコに場所を譲るマヤ
画面に細かいノコギリの刃のように波打つ横線が表示され、その1か所が鋭く立ち上がっている
小刻みに上下する頂点に追随して、数値のラベルが表示されている
リツコ「これは――」
その下のウィンドウに数値や文字の羅列が絶え間なくスクロールしていく
リツコ「――エヴァ初号機?」
険しい顔でリツコの顔を覗き込むマヤ
マヤ「センパイもそう思いますか?」
表情をこわばらせるリツコ
リツコ「まだ……終わっていないというの!?」
顔を見合わせるクルーたち
リツコ「発信源は?」
ヒデキ「第6サーチからです」
リツコ「ニアサー前の遺物か。生き残っていたとはね」
ヒデキ「南極からの信号をリレーしてるようです」
ミドリ「でも、すぐに可視からはずれます!」
61Res/82.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20