シンエヴァ もう一つの終わり ver1.12
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2022/10/10(月) 23:46:48.83 ID:R3+wBdbD0
 一隅でクレーディトのマークをつけた数人と、トウジほか村の大人たち数人が話し込んでいる

 南の空を振り仰ぎ、眉をひそめるトウジ

 極彩色の模様が地平近くの低い空にかすかにはためいている

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===ゴルゴダ・オブジェクト内部===

 何かを探すように歩いている初号機

 通路の一隅で立ち止まる

 プラグ内、インダクションレバーを握ってシートについているシンジ

 左隣の補助席で同じく前方を見つめているレイ

 プラグ内壁モニタに映し出されるおぼろな迷路

 インダクションレバーに付随するボタンを指で操作するシンジの手

 ボタン操作の音にあわせて迷路の立体表示が小刻みに回転する

 最大輝度の領域のすぐ近くに現在位置を示すカーソルが明滅している

 壁に手をあてて調べている初号機

 少し下がって勢いをつけ、足の裏で蹴りつける

 轟音とともに分厚い壁面が四角く抜けて前方へ倒れ、その向こうに広い暗がりが現れる

 プラグ内、眼下に広がる空間に目を凝らすシンジとレイ

 開口部の縁に進み出る初号機

 足元から先は急な下り坂になっている

 初号機の足が蹴り落した人頭大の石がいくつか斜面を転がり落ちていく

 高い天井 巨大なすり鉢状の空間

 地表は荒れ果てた岩肌のよう

 丸い天井は暗く、星のような無数の弱々しい光点が音もなく瞬いている

 プラグ内、画面の輝度が切り替わり、明るく細部が見えるようになる

 すり鉢状の地面の中央は盛り上がり、頂部が平らな丘をなしている

 別ウィンドウが開き、視野の一部がズームアップされる



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