シンエヴァ もう一つの終わり ver1.12
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2022/10/10(月) 23:33:51.24 ID:R3+wBdbD0
シンジ「マリさん……」

少女の声「なーるほど、そういうことかあ」

マリ、シンジ「!」

 声のほうを振り向くマリとシンジ

 二人から少し離れた路上

 アイボリーのベストに赤いネクタイ、グレーのスカート姿の少女が腰に手を当ててこちらをにらんでいる

 青いショートヘア、赤い瞳、右腕に赤い細い腕時計

シンジ「あ……綾波!?」

少女「はーい、綾波レイでーす!」

 にっこり笑い、快活に挨拶をかえす少女

マリ「ちっ……」

マリ(アドバンスドか……)

(回想)

  エヴァ・オップファータイプを捕食する8号機

  ネオンジェネシスの発動 槍により次々に消えていくエヴァ

  はじけて消えたオップファータイプから青い海に投げ出され、

  目を閉じたまま膝をかかえて水中で回転しているアドバンスド・アヤナミシリーズ(AA)たち

  髪が水中でひろがり揺らめいている

  と、目を開き、口から少し泡を吐く

  :

 またマリをにらむ少女(AA1)

AA1「ようやく冬月先生の言ってた意味がわかったよ」

 憮然とした表情のマリ

 眼鏡に光が反射し目の表情が見えない

AA1「無責任だよ! あなたは、世界の半分を巻き込んでおいて、結局手に負えなくて……投げ出したんだよ!」

マリ「……君らには関係ないよ」

AA1「関係ある。私たち、みんなセカンドインパクトのあとに生まれたんだから!」



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