【ラブライブ】あの季節(とき)の中で私は【ことり】
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62: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:14:46.18 ID:EMmVd6070
「僕の見てた限り、昨日までのことりちゃんは、あんまり楽しそうではなかった、かな。」

ドキリと心臓が波打つ。

それはつまり・・・。
以下略 AAS



63: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:15:18.15 ID:EMmVd6070
「君が初めてこの店に来た時、雨に打たれて街に彷徨う子猫をイメージしたんだよ。」

多分わかる。

見知らぬ街、見知らぬ人、そんな世界で何とか自分を繋ぎ止める場所を探してたのかもしれない。
以下略 AAS



64: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:16:08.88 ID:EMmVd6070
「僕もね、初めてこの土地に来てしばらくは、自分を見つける事に躍起だったから。何て言うかね、デジャブっていうの?」

そっかぁ、新しい世界に飛び込むって、そう言うことなんだ。

穂乃果ちゃんや海未ちゃんと常に過ごしてきた私には想像もつかなかった。
以下略 AAS



65: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:16:41.97 ID:EMmVd6070
「そんな生活の中で、この世界にも僕を、僕らしさを認めてくれる人たちに出会う事が出来たんだ。」

(この店の居心地の変わらなさは、きっと店長さんの・・・。)

「異国の地に渡ってきた君にもきっと、そんな出会いがあったんじゃないのかな?」
以下略 AAS



66: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:17:16.78 ID:EMmVd6070
---(私だけじゃない。その選択に悩み苦しむ人がいたんだ)---


67: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:17:46.42 ID:EMmVd6070
『穂乃果(ちゃん)?』

みんなの視線が集まる。



68: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:18:23.50 ID:EMmVd6070
「私・・・、ことりちゃんの事、引き止められなくて・・・その方がきっと、ことりちゃんのためだって・・・。」

穂乃果ちゃんの目から涙がこぼれる。

この言葉と涙の意味を私だけが理解したと思う。
以下略 AAS



69: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:18:53.91 ID:EMmVd6070
『ちょ、ちょっとまって!』

みんなが一斉に声を上げる。

穂乃果ちゃんと私だけが通わせた空気に、みんながうろたえている。
以下略 AAS



70: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:19:52.62 ID:EMmVd6070
「どういう事なのよ!意味わかんない!・・・ニコ?」
「さり気なく私の真似しないで!じゃなくてー、穂乃果もことりも、どうしたって言うのよ?」

「はーい!凜分かっちゃった!」

以下略 AAS



71: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:20:22.05 ID:EMmVd6070
---(だからこそ、私は伝えなきゃいけない。)---


72: ◆HUg149YDMA[sage]
2022/09/26(月) 00:20:52.09 ID:EMmVd6070
カランカラン。

お客様の来店を知らせる音が響く。

「お帰りなさいませ・・・おじょ、お母さん?!」
以下略 AAS



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