215: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/09/21(水) 23:13:27.75 ID:WCbA+PmGO
この日はいろはが主催となり、会合を進行させた。
W−1、W−2の開始日前倒しとそれに伴う、ももこ、レナ、かえでへのW−3の存在公開。
存在することを仮定して懸念されるアリナ・グレイのスーパーコピーと、ミラーズのコピーの結界外流出懸念。
クリミナルズのテロ計画の存在と、常盤ななか一派からの接触後の方針策定。
霧峰村で建設が進んでいる水徳寺の分寺への、歴代巫の亡骸埋葬後のシステム観測。
いろはの発言に、ももこ、レナ、かえでが中心となって返事をする。
「W−1、W−2の開始日は、翌月の月初とすることに、協力者全員と合意が取れています」
「魔女退治をいつものようにしてればいいのかな。神浜の中だったら、いつもとやることは
変わらないようにも思えるけど」
「計画って言うと身構えるけど、神浜中の魔女を退治したら、近くの街に行けばいいのよね」
「そうしたら、知らない魔法少女との接触もあるよね。話が通じるといいんだけど……」
そこへ、みふゆがかえでに返事をし、鶴乃、ももこ、かえでが続いた。
「以前、いろはさんと話し合った時に申し上げたのですが、初めて会う魔法少女は、
全員が最低でもこちらを警戒すると思って下さい。ワタシたちも見知らぬ相手を
見たら、最初は警戒したはずです」
「いろはちゃんのおかげで浄化システムを広げたからといって、それで相手が
アタシらを信用するかは別問題だもんね……」
「得られたものは大きいけど、払った犠牲も大きいもんな」
「そういえば、他の街の魔法少女たちの間じゃ、神浜市の評判ってあんまり
よくないらしいしんだよね……」
キリカが手を挙げると、かえでの話に関する話をする。
「私も聞いたことがあるけど、他の街だと神浜の魔法少女は、魔女を独占してるとか、
他の街の魔法少女を始末しようとしてるだとか」
いろはが挙手し、キリカの言葉に返事をする。
「今日までに起きたことは、負の面の深刻さを、許容できる人の方が少ないと思います。
神浜市外では既に二木市という前例があり、和解に至るまで多くのものを喪いました。
相手は神浜で起きたことを尋ねてくるでしょう。その時は、今日までに起きたことを、
聞かれたことだけを話し、こちらからは余計なことは何も言わない。これはW−1と
W−2のどちらも同じ方針とします」
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