【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
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207: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/09/12(月) 22:55:28.78 ID:nL4eep7DO
いろはのノートPCに、灯花から二つの計画の素案が届いた。
一つは霧峰村の水徳寺分寺建立後、慰霊への協力。もう一つは二木市の公営霊園増設後、
地下墓地に埋葬されている魔法少女の亡骸を、そちらへ移し、慰霊するというものだった。

どちらも魔法少女の供養を目的とした計画であり、前者は魔法少女グループの各陣営内で
メンバーを募集。後者は政界と繋がる人脈を通じ、表向きは街の公共事業として新たに墓を
建設するという内容だった。

『慰霊を行う人数が多ければ、浄化システムも広がりやすくなると思うよ』
「早速、SNSでみんなに呼びかけてみる」
『公営霊園増設は難しいと思うけど、プロミストブラッドのリーダーは、街の市長のご令嬢だよ。
 話をするだけしてみて欲しいにゃー』
「これは結菜さんと直接話したほうがいいね。連休中に会えないか聞いてみるよ」

素案を受け取ったいろはは、静香、結菜へ協力を持ち掛けることを考え、みふゆに連絡を取って相談した。

『いろはさん。あまり言いたくありませんけど、最近ワタシに頼り過ぎでは?』
「本当にすみません。だけど、こういったことで相談できる方が他にいなくて」
『やっちゃんとは相談しなかったんです?』
「やちよさんからは、各陣営のリーダーとの交渉は、私に任せると言われています」
『でしたら、ワタシにいきなり丸投げするのではなく、少しは自分で考えないと』
「……考えて思いつかなかったので、連絡しました。すみません」
『うーん……頼られるのは、悪い気はしませんけどね。でも、今後は気を付けてほしいです』
「本当にすみません」


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