【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
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206: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/09/12(月) 22:50:00.16 ID:nL4eep7DO
静香の話によると、霧峰村の近くを通る川の底には、魔法少女の遺骸が沈んでいるという。
遺骸を引き上たあとは分寺に埋葬するが、遺骸は既に白骨化してしまっている。
引き上げた後は遺骸を故人ごとに分けたいが、どの遺骸が誰なのかを正確に判別できない。
そのため、引き上げた遺骸は一つの場所に埋葬することとし、分寺の敷地内に亡くなった巫の
慰霊碑を立てようとしている、ということだった。

「慰霊碑を立てて供養をした際に、浄化システムが広がるかもしれないって、
 すなおが言ってたの。慰霊を行う頃になったら、観測してもらえないかな?」
「分かった。だけど、観測するには灯花ちゃんに協力を仰ぐ必要があるんだ。
 浄化システムが初めて広まった日は、効果範囲を電車で移動して、効果が
 途切れるところを直接確認してたから」
「態々そんなことしてたんだ。専用の観測マシンとか、そういうのがあるもんだと」
「他に確認する方法がなかったからね。だけど、その後、静香ちゃんの言う通り、
 灯花ちゃんがシステムの効果範囲を、観測する方法を開発したんだよ」
「そうだったんだ。浄化システムのこと、任せきりになってるみたいでごめんね」
「とりあえず、時間をもらえないかな?二、三日中には返事ができると思う」
「分かったわ」

話をすべて聞き終えた後、いろはは後日回答することを約束すると、静香は引き上げた。
その後、いろはは灯花に連絡し、静香の話を伝えると、灯花から後ほど折り返すと返事があった。
灯花からは、その日の夜に連絡があり、PCにメールも同時に届いた。

『もしかしたら、大きな進展を見込めると思って、二つの計画を立てたよ。
 交渉はお姉さまにお願いするけど、メールで送った素案を見てほしいにゃー』


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