【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
1- 20
12: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/25(月) 23:43:47.25 ID:/ZKesHprO
「本来、未来は常に変動しているの。現在よりも先の時間であり、世界であり、
 数多の可能性の中から選ばれた一つの可能性。現在を生きるわたくしたちの
 行動次第で、いくらでも変えられるものなんだよ」
「だけど、僕たちが未来へ渡って現在に帰ってきたら、つまり、世界βへ渡って
 帰ってきて、世界αが世界α’に、世界βが世界β’になったら、この宇宙は、
 世界β‘に時間が辿り着くまでの間、修正を働かせるかもしれない」
「その修正っていうのが分かりにくいな……」
「そうだにゃー……みんなは、歴史の修正力という言葉を聞いたことはあるかな?」
「SF映画とかで聞いたことあるよ」
「SFものだと割と定番よね」
「私には馴染みがないよ……」
「しゅーせいなんて、殴るくらいしか知らねーや」
「すみません、私も漠然としたイメージしかないです」
「過去で誰かを助けても、未来は変わらないとか聞いたような……」
「私は、過去を変えようとすると働く大きな力だと認識しています」
「一つ例え話をするよ。ある一人の人間の未来を変えようとして、仮にZさんとするね。
 Zさんが不慮の事故に巻き込まれる瞬間を助けて、歴史を変える行動をとったとする。
 その行動によって、本来は死ぬはずだったZさんが助かるけど、それは一時的な死の
 回避でしなかないの。ここまでいい?」
「おう、続けていいぞ」
「その後、歴史による修正力が働くことで、歴史の辻褄合わせが起こる。
 一度は助かったZさんが、別の形で死んでしまって、結局、Zさんの
 未来は変わらないってことだよ」
「そ、それは、今回の話と、どう繋がるのでしょうか……」
「僕たちが世界βに渡ったという事実が消えないように、この宇宙が世界α’の中で
 生きる人々の、あらゆる行動を世界βへと収束させ、時間が世界β’へ繋がるよう、
 歴史を修正すると思われる」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
235Res/340.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice