エンド・オブ・ジャパンのようです
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303: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/08/07(水) 23:20:46.35 ID:A23xFse80
周囲の“熱狂”とは裏腹に、戦車道チームの面々は誰一人として例外なく不安に苛まれていた。そしてその出所は、きっと全員が共通だろう。

(…………大丈夫だ。西住さんは、私達なんかより遥かに強い。だからきっと、大丈b)

『レイゼン、アンタが天才なのは知ってるけどその考え方は頭がいい“だけ”の奴の発想ね』

『独立ってのは響きこそ勇ましいけれど、裏返して言えば常に“孤立の危機”と隣り合わせ。依存先、従属先があるってのは、ある意味孤立とは無縁のぬるま湯なのよ』

「……………………っっ!!!」

言い聞かせようと、思い込もうとした矢先、何故か、ブーン先生の授業の中でアリサさんから言われた言葉がフラッシュバックする。

依存。今私達が西住さんに対してしていることは、依存以外の何だというのだろうか。

西住さんの隣に、今この瞬間、誰か一人でも立てているのだろうか。

「…………………ごめん、麻子。肩凝っちゃったから少しほぐしてくるね」

「…………………。ああ」

沙織の言葉に空返事をしつつ、不安と迷いは益々深くなっていく。

(このままでいいとは、思わない。だけど私に、私達にできることなんて────)













《────おっ!!!》



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