エンド・オブ・ジャパンのようです
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278: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/07/22(月) 23:24:31.52 ID:XXdSh8X20
極一部が「そう」である分には、未だ納得できた。例えば警察機構全体で見ても最精鋭の一角である機動保安隊、鈴のように個人が何かしら“特殊”な事例、或いは六年前、つまり深海棲艦出現直後の暴動未遂や廃艦騒動関連の経験からくる耐性。
これらの理由から平静を保っている一部が中核となって、辛うじて組織系統を維持している………こんな形なら、私も特に疑問に思うことはなかったわ。

でも、少なくとも眼に入る範囲の百数十人ほぼ全員が「そう」というのは、不自然と結論せざるを得ない。
たまたま鋼の如き精神力の人間がこの人数一堂に介した?ハッ、仮にそんな奇跡が起きたなら………まさしく大洗女子学園戦車道チームの設立経緯を考えると完全な否定ができないわね………

(と、とにかく!!“極めて稀な確率”で「それ」がまた起こり得たとしても、主要な可能性として考慮すべきじゃないわ)

一応思考の片隅でそちらの線も残してはおくとして、では他に“現実的に起こり得る”要因としては何がある?

1つ目、自分で言うのも小っ恥ずかしい話だけど、艦娘・叢雲到着の報が防衛陣地全体に流布したことで全員が希望を見出し、一気に士気が向上した。………まぁ、一番リアリティはあるけど情報伝達速度が流石に異常過ぎる。共に戦っていた機動保安隊はまだしも、医療班まで隅々に私の存在が行き渡る程の時間はなかった。
逆に保安隊は保安隊で、単純な火力や装甲厚で比較する際に駆逐艦が“戦闘艦種”の中でもかなり下位に位置することは一定数が知識として知っている筈。たかが駆逐艦娘が一人増えたからといって、ここまで劇的に士気を挙げられるのかと問われれば幾らか首は傾げてしまう。

2つ目、絶望的な状況故に楽観論が蔓延しており、その余波で現状が発生した。これも、不自然さは残る。
よくある話ではあるけど、ならば私が到着した時寧ろその士気は地の底まで落ちる筈。私服の艦娘が青息吐息満身創痍の状態で学生の戦車に乗せられて陣地に入ってきたとなれば、艦内全体における状況の絶望度や救援作戦が未だ目処すら立っていないことは容易く察せられるのだから。

3つ目、空元気。これもないわね。その程度の演技も見破れないような眼力ならあの鎮守府で秘書艦なんてやってないし、仮にそうなら2つ目の説同様私の姿を確認した時点で恐らくその虚勢は跡形もなく崩壊する。楽観論より反動は小さいかもしれないけれど、心の奥底では“現実”を認識している分逃避していたソレを突きつけられれば崩壊は免れない。

その上でなお人々が演技してる可能性?つまりこの陣地にいる数百人は挙って全員偶然にも鋼の精神力に加えてジャック=ニコルソンも真っ青の演技力を備えてることになるわね。それが偶然として許されるなら、いよいよこの世から無神論者は駆逐されるでしょうよ。


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