エンド・オブ・ジャパンのようです
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252: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/07/26(水) 22:00:01.62 ID:1kNqHEos0
《射撃開始、射撃開始!》

「怯むな、数はさっきよりマシだ!」

「っ、でもなんかさっきより速いやつ多くない!?」

「畜生、それに【ヌタウナギ】もいやがる!!軽く100は越えてるぞ!!」

入場間際のW号による一撃も、流石に多少の撹乱が精一杯だったらしい。無数の足音が周囲から迫ってきていて、それに応じる保安官たちの怒号と無線通信、射撃音が鳴り響く。
私はバリケードの中からとびだした木材に足を架け、一気に身体をその頂上まで跳ね上げる。

「退きなさい!!」

『ガハァっ!?」
「ギュボッ!?』

着地したところで、丁度登ってきた【暴徒】1人と出会す。回し蹴りで頭蓋を砕きながら吹き飛ばし、動きの延長線上で膝射。ゴルフのパターグラブを持ってバリケードに取りついていた1人に単射を浴びせ沈黙させた。

『オオオオッ!!!」

「………ッチ」

直ぐ様、後続してきた別の【暴徒】がそのパターを拾い上げバリケードに手をかける。ソイツの頭蓋骨に風穴を空けつつ、舌打ち。
この防護陣地における「さっき」とやらは経験していないけど、今の奴らを見ると確かに阿音たちと合流する前に私が交戦した【暴徒】よりも心持ち動きが速く鋭い。

それが練度や個々人の身体能力によるものなのか、士気の高低によるものなのか、はたまた“別種”故の差異なのか……何れにせよ、まだまだ骨を折らなきゃならないみたいね!

「02、援護お願い!!」

∬#メ´_ゝ`)「はい、いってらっしゃい!」

<ヽ;`∀´>そ「ファッビョン!?」

「ウギュブッ!!?』

SIG SAUER P230を構え追いついてきた阿音への指示もそこそこに、陣地を包囲する“群れ”の中へと駆け下りる。今まさに突貫してきていた【暴徒】の一団10人ほど、その先鋒にいた1人を銃床の全力スイングですれ違い様に殴り倒す。

『うわぁっ!!?」

「クキュッ!?』

スイング体勢から突進に移行し、ショルダータックルの要領で1人の身体を跳ね上げ、その後ろに居たもう1人の襟首を掴む。

『「『グゴッ………」』」

頚椎がへし折れるようにしっかりと衝撃を与えつつサイドスローで投擲。
人体レベルの大きさと硬度、重量に艦娘の膂力が加わればその全力投球は十分すぎる殺傷力を有する。直撃した残り7人が口々に呻き声や断末魔を上げて薙ぎ倒され、そのまま沈黙した。


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