エンド・オブ・ジャパンのようです
1- 20
228: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/04/14(金) 23:19:30.56 ID:a3HNpCLf0
弾倉抜きでも3.5kgにもなる鉄の塊が、よく鍛え上げられた軍人の肉体を以て全力全開でスウィングされれば、当然余裕で人を殺せる威力を伴う。
握りつぶされたアルミ缶のように打撃部分が凹んだ【暴徒】は、私の上から吹っ飛んで壁に激突しそのまま永久に沈黙する。

└(#メ*・ヮ・*)┘「はい、モー見えてるからね!!」

「ガフッ』

『ブギゥッ!?」

その向かい側の家の2階、そして屋根上で追撃を試みようと更に3人の【暴徒】が現れたものの、鈴によるH&K PSG1の速射で何れも顔面を吹き飛ばされ落下した。

「02、03、お願い!!」

∬メ#´_ゝ`)「了解!」

└(*・ヮ・*#メ)┘「いえっす、まぁむ!!」

そのまま残る【寄生体】の群れを二人に任せつつ、銃声を尻目に鈴と身体を入れ替える形で逆方向へと跳ぶ。

『っぁあああああああああ!!!!」

前転でさらに距離を稼いだ後に身体を起こせば、丁度この路地に反対側から突入してきた【暴徒】が一人、すぐ目の前で私に対して金属バットを振りかぶるところだった。

「はぁっ!!」

『がほぅっ!?」

さっきは体勢を崩していたことに加えて予期せぬ奇襲だったため不覚を取ったが、いかに多少の疲労とダメージが蓄積していても真っ向勝負で艦娘が人間に負ける道理はない。
腰のあたりに斬撃を食らわせ、【暴徒】を“上下”に分断する。

『ブぁっ!?」

「グボォッ』

『このやろuヌブッ───オゴッ」

宙を舞った上半身が地面に落下するよりも早く、踏み込んで後続の二人目は袈裟懸けに両断。三人目に裏拳を食らわせてコンクリートブロックに叩きつけつつ、遠心力で身体を回転させながらもう片方の手でUSPを構え突き出す。
民間の警備会社にでも勤めていたらしく、木製の警棒を構え突進してきた四人目。口内に銃口をねじ込んで引き金を引くと、弾丸が頭蓋を粉砕し後頭部から射出された。

「や、やぁあああああああっ!!!!』

「………っ!!」

「ヒュッ───…………』

五人目は…………デッキブラシのようなものを持ち、船舶科の制服を着ていた。散々自分に言い聞かせ、その甘さを自身で罵倒してきたけれど、それでもほんの刹那全身が強張るような感覚が走ることだけは避けられない。
歯を食いしばり、止まりかけた手を加速させ、“ここまで何度も”そうしてきたように、せめて痛みを殆ど感じさせない為一際早くブレイドを首筋に走らせる。

『ブォオオオオオオ───ブガッ!?!?」

「ヒィッ………ァ、レ………?』

「横、失礼するわ」

六人目、七人目は、通路を埋める形で二人一辺に挑みかかってきた。片方はトンカチ、もう片方はどこで手に入れたのやら手斧を持っていたので、とりあえず手斧の方の首と腕を一度に斬り落とす。
足元に落ちた手斧を避けようと急停止したトンカチの方とすれ違う際にその頸動脈を手刀で裂くと、血が噴水のように吹き出して民家の壁に赤い不格好な紋様が描かれる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
311Res/557.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice