113: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/11/25(金) 22:48:34.33 ID:6zQ8/6i00
作戦に重大な支障を来しかねない事態に対する反応としてはあまりにも軽い、いっそ不真面目にさえ聞こえてしまう相槌。
しかしポンセは、ポージーの声が北極海に浮かぶ氷のように冷え切っていることを肌で感じとった。
(*^○^*)「これ」
「は?これは一体………」
(*^○^*)「コールマン州知事のスキャンダルデータ集」
数秒の沈黙の後、ポージーが無造作に投げ渡してきたのはUSBメモリ一つ。すぐに続けられた言葉によって、幸い疑問は殆ど間を置かずに解消された。
尤も混乱の度合いは、寧ろ聞く前より大きくなったが。
(*^○^*)「贈賄、不倫、不倫相手親族への州議会における便宜融通、大手建築会社との癒着、息子の薬物所持のもみ消し………不正・スキャンダルのコンプリート目指してたの?って聞きたくなるぐらい選り取り見取りなんだ。これをすぐに解凍・リストアップしてコールマンに送るんだ、これだけ熱心に“説得”すれば多分次は二つ返事で空軍を送ってくれるんだ。
あ、因みにこの大手建築会社、国外から不自然な資金流入があるんだ。その辺りのデータは別枠でまとめてあるからCIAとFBIの方に送っといて欲しいんだ」
「えっ、はっ、あの………はぁ!?」
(*^○^*)「ハイ、時間ない!すぐにかかる!!駆け足!!!」
「イ、Yes sir!!」
目を白黒させながら強引にCICの外へと送り出されたポンセと、入れ替わる形で男が1人入ってくる。彼──ジェイムズ=ウィーランド中将は走り去るポンセの背中を一瞥すると、何が起きたのか概ね察して帽子を目深く被りながらポージーの方を向き苦笑いを浮かべた。
「どうやら“大損”をされたようですな、閣下」
_, ,_
(*^○^*)「全く持ってその通りさ、“親父”」
問いかけに応じつつ、ポージーは椅子に座り直し深く深くため息をつく。
笑顔をデフォルト設定しているなんて揶揄されるようなこの在日米軍司令官にしては珍しいことに、その眉間には深い皺が刻まれていた。
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