エンド・オブ・ジャパンのようです
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11: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/07/09(土) 23:39:57.75 ID:Y1RgXn6e0
艦娘二人、或いは深海棲艦2隻で一個分隊。4で小隊、6で艦隊、12で連隊。まぁ、最後のは大規模作戦時の独自編成ぐらいでしか使われない単位だが。

40個艦隊以上となれば、240〜250ってところか。ベルリンで軽巡棲姫が随伴として引き連れていた数が50強、この間の大攻勢で確認された艦隊群の最大数が確か140隻前後であったことを考えると、大層な大盤振る舞いと言える。

………マンドクセ。

《敵艦隊は市街地への突入態勢を取っていたが、現在は北西1.5km地点で進軍を停止し牽制射撃のみに留まっている!その際戦力の約4割を西に配置転換させる動きも確認した、旗艦と見られるタ級Flagshipもそちらに移動している!》

《Graf ZeppelinよりAdmiral、偵察機より正面敵艦隊群の情報が入電した。総数25個艦隊前後、主力と思われる艦隊群の中にタ級Flagshipの姿も視認できたそうだ。戦力規模、編成から見てリーザ攻略艦隊の別働隊と見て間違いない》

旗艦直々の迎撃とは光栄さのあまり涙が止まらねえなオイ。益々間隔を短くする砲弾の炸裂音と飛び交う無線をBGMに、全力で思考を巡らせる。

もうちょい上等な脳味噌なら、あの堅物空母にいい加減“提督”呼ばわりさせない方策も併せて考えたいところだが。実際には深海棲艦について考えるだけでも生憎キャパシティはギリギリだ。

(*゚∀゚)「敵別動艦隊との距離、約1.5kmぅ!!」

(#'A`)「HQ、砲兵隊による支援砲撃要請!!」

(=゚ω゚)ノ《要請を受諾したよぅ。───Alle Geschutztore, Feuer!!》

イヨウ少将の二つ返事の直後、ロケットの噴射音と風切り音の不快なオーケストラが頭上を飛び越していく。自走砲パンツァーハウビッツェ2000による榴弾とMLRSのロケット弾が、群れなし唸りを上げて深海棲艦に降り注ぐ。

『『『ガァアアアアアアッ!!!?』』』

(#'A`)「続けて航空攻撃に移る!Glaf、Aquila、全艦載機発艦!!」

《Jawohl!!》

《Ruggero!!》

オーケストラの曲目が連中による苦悶の声と断末魔のクソッタレなアカペラへ移行したところで、今度はレシプロエンジン音が空を駆ける。

ウチのGraf Zeppelinから飛び立ったFw190T改【フォッケウルフ】と、イタリア空母Aquila──つい最近イタリア海軍から派遣されてこの大隊に合流した奴だ──が飛ばしたRe.2001 OR改【アリエテ】が追撃の空爆を叩き込む。


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