15: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2022/07/01(金) 23:04:33.28 ID:VK39oSdq0
記者「ちょ、ちょっと待ってくれ君達」タタタ
ホーガン「なんだ?定命の者よ」
記者「私はスポーツ新聞の記者だ。播磨に挑む謎の六人組に取材がしたい。話を訊いてもいいかね?」
ファンドラル「スポーツしんぶんのきしゃとはなんだ?」
記者「相撲の内容や結果を多くの人に伝える仕事をしているんだよ(彼らの母国にはスポーツ新聞がないのだろうか?)」
ファンドラル「なるほど、ジパングの吟遊詩人か」
シフ「我らに訊きたいこととは?黄金の林檎の栽培方法か?」
記者「そうだな、まずは君達はなぜ播磨に挑戦する?外国の人間である君達が相撲の神である横綱に無謀にも挑戦する理由が知りたい」
ヴォルスタッグ「知れたこと。戦いの場があればいかなる時でも逃げぬ。それがアスガルドの戦士だ」
記者「聞いたことない国だな……小さい国なのかな?日本語は堪能だが」
シフ「アスガルドの民はミッドガルドのあらゆる言語に通じている。当然の教養だ」
ソー「詩人よ。お前はスモーについて詳しいのだな?」
記者「あ、ああ。伊達に何十年も取材をしていないよ」
ソー「俺はスモーについて何も知らない。教えてくれないか。スモーを学びたいのだ」
ロキ「!?」
記者「そうか……なら相撲の歴史書を渡そう。私のバイブルの一冊だ。あと相撲の決まり手八十二手の指南書とルールブックも。それから漫画ののたり松太郎とバチバチと火之丸相撲」スッ
ヴォルスタッグ「この男、常にあんなに本を持ち歩いているのか?」
ファンドラル「だとしたらだいぶアホだな」
ソー「感謝する」
記者「君達、どこかのホテルに宿泊しているのか?」
ホーガン「野営には慣れているからな。では失礼する」ザッ
記者「つ、つまり野宿してるってことか……なんてストイックな連中だ。彼らなら……もしかしたら播磨に土をつけれるかもしれん」
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