88:名無しNIPPER[sage saga]
2022/07/03(日) 11:58:31.10 ID:zL1H8n800
『翌日』
シュゴーーーーー ビュゥゥゥゥ
女海賊「そろそろ近い筈…あと星が見えないと分かんないなぁ…」
商人「日が落ちるまで待機だね」
吟遊詩人「ドキドキしてきました…」
女海賊「大丈夫だって!危なくなったらあんたが演奏すりゃこの飛空艇は安全なんだよ」
情報屋「危険の中に飛び込んで行く人たちに申し訳ない…」
女海賊「その分しっかり援護してよ」
商人「僕の狙撃に掛かってるか…」
女海賊「リカ姉ぇ!!ちっと降下の説明しておく」
狼女「ん?」
女海賊「私達が持ってるワイヤーだと下まで距離があるからアラクネーの糸使って降下する」
狼女「あぁそういう事だったんだ…てっきり飛空艇で降りられる高さまで行くと思ってた」
女海賊「そんな危ない事はしないよ…リカ姉ぇにも一匹アラクネーを背負って居りてもらう」
狼女「背負う?」
女海賊「てかアラクネーが背中に張り付いてるから気にしないでって話」
狼女「分かった」
女海賊「ほんでアラクネーは落下した時の保険にもなってるのさ…私等が落ちないように糸張ってて貰うの」
狼女「ええ!?じゃぁもっとスピード上げても良い?」
女海賊「その筈…アンカー抜けちゃってもアラクネーの糸で落下は避けられる」
商人「スゴイな…本当にクモ女だね」
女海賊「大地の加護って言って貰える?アラクネーに守って貰ってるの」
商人「じゃぁ感謝しないとね」
女海賊「もっと大きな気球に住みたいって要求されてんだけどさ…あんたの気球で良い?」
商人「ええええ!?なんで又気球なの…」
女海賊「なんか安全で繁殖しやすいらしい」
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