勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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862:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 09:33:33.97 ID:RKoe7B/E0
『双胴船』


オーライ オーライ


女オーク「フン!フン!」グイグイ

剣士「お帰りーー!!荷はこれで最後?」

闇商人「そうだね…あまり沢山は無いけど貴重な象牙と琥珀だよ」

盗賊「いよーう!カゲミが戻ったら次の寄港予定地に向かおうかと言う話をして居た所だ」

闇商人「そうかい…どうやら向こうの正規軍もかなり待ちぼうけを食らって居る様だよ」

盗賊「やっぱそうか…女王の船は航海中に何か有ったのかもな?」

闇商人「そこら辺りの情報はさすがに出てこない」

盗賊「ヤン・ゴン遺跡の方はどうよ?」

闇商人「変わりは無いね…只正規軍の一部がスクーナーで上陸しているから落ち着きない感じはある」

盗賊「ほう?盗賊ギルドはどう立ち回る?」

闇商人「敵対では無いよ…あくまで中立さ…落ち着きないのはその他の冒険者とかだね」

盗賊「んん?どういう意味だ?」

闇商人「エルドリッチ討伐を横取りされると思って居るんだよ…やっぱり正規軍は動きが全然違う」

盗賊「やっぱそうか…落ち着いた陣取りもそういう統率が取れてるからなのよ」

闇商人「それで?もう出発する気かい?」

盗賊「お前が良けりゃ行こうと思うが?」

闇商人「ふむ…まぁ良いか…」

盗賊「まだ用事があるならその後でも構わんが…」

闇商人「いや只の挨拶だよ…あの酒場のマスターには世話になったからね」

盗賊「そら大事な事だ…行って来いよ」

闇商人「彼は僕の体に気付いてるのさ…変に口説かれても困る…ここはサッと引く方が変な遺恨が残らない」

盗賊「なんだそんな事か…じゃぁ出発して良いんだな?」


シュタタ クルクル


少女「待てぇぇぇ!!」シュタ

盗賊「んあ?」

少女「ウルフィがまだ陸に居るぞ!!」

盗賊「おっとぉ!!忘れてたわ」

少女「カゲミ!もう一回戻って挨拶出来るぞ…その間にウルフィ連れて来る」

闇商人「ハハ参ったね…」

少女「父ぃ!!ウルフィ探しに行くぞ!!」

盗賊「まぁ俺ら準備しとくから行って来い」

戦士「ハハなかなか休めないねぇ…」


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