勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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785:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 07:59:32.29 ID:RKoe7B/E0
『キャラック船』


ドタドタ


盗賊「うほーー…ロープも全部張り直してんな…」ギシギシ

剣士「帆も防水加工してあるよ!スゴイね」

盗賊「船底は見て来たか?なんか鉄で補強したとか言ってたが…」

剣士「それ船の外側だね…海に浸かってるからもう見えないと思う」

盗賊「外側…」

剣士「岩礁に当たっても穴が開きにくくしたんじゃないの?」

盗賊「なるほど…」

剣士「船の内側は樹脂で隙間しっかり埋めてその上から塗装してるからピッカピカだよ」

盗賊「うむ…歩いただけで違いが分かるわ」

剣士「そうそう!あのドワーフの船大工がこの船に天測器が無いから航海士が居るのか心配して居たんだけど…」

盗賊「ぐぁ…そうだ航海士居無ぇな…測量とかそういう奴な?」

戦士「ミルクの鼻ではダメか?」

盗賊「まぁ外海のど真ん中行く訳じゃ無いからそれで行くだな」

女ハンター「星の角度を測るくらいなら私のスコープで出来る」

盗賊「お!?そんな機能が付いてたんか?」

女ハンター「角度を測る器具は別に必要になるけど…ちょっと後で市場に探しに行ってみる」

盗賊「俺もちと航海術の書物でも買っておくか…」

剣士「あ!!角と牙あるからお金と交換しなきゃ」

盗賊「ミライとリッカは船に残れとあの船乗りが行ってたぞ?俺が交換してくるから寄越せ」

剣士「分かった…」ゴソゴソ

剣士「…でも何の用事で船に?」

盗賊「船の手入れの仕方を教えたいんだとよ」

剣士「おぉ!!それ僕も知りたかった!!」

盗賊「そりゃ良かった」

剣士「船大工かぁ…良いなぁ…完璧な船作って見たいなぁ…」

盗賊「どうやらお前に向いて居そうだ…しっかり教えてもらうだな?ヌハハ…」


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