勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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739:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 07:30:04.37 ID:RKoe7B/E0
『城の中庭』


タッタッタ…


学者「兄貴ぃ!!お待たせしやした!!」スタ

盗賊「おろ?書物の持ち出しはダメなんじゃ無かったんか?」

学者「いやいやこれは売ってた書物っすよ…売り物は別所にあるんす」

盗賊「ほーん…何の書物だ?」

学者「錬金術っすね…ポーションの材料とか色々っす」

盗賊「リコルも何か買った様だな…」

戦士「ハハこれはちょっとした剣技が記された物だ…この国は古き剣豪が集う国だったからな」

盗賊「剣豪か…刀持った侍が何人もウロウロしてりゃ何も悪さ出来んわ…」

学者「兄貴はもう良いんすか?書物調べるんは?」

盗賊「難しすぎてどうも読む気になれん」

学者「そらしゃーないっすねぇ…」

戦士「さて…私は馬車に乗って一度船の修理にどの位かかるか見て来るが…どうする?一緒に来るか?」

盗賊「いや…俺はもうちょい心当たり回ってくるわ」

戦士「ふむ…ではミルク!行くぞ」

少女「またあの馬車に乗るか?」

戦士「今日は気球で行ってみるか…」

少女「おぉ!!行くぞ!!」シュタ

盗賊「ゲス!ロボと一緒に宿屋戻っといてくれ…あんま連れまわして負担掛けたく無いんだ」

学者「分かりやした…てか心当たりって何処行くんすか?」

盗賊「侍相手に手配されてたら何処に隠れると思う?」

学者「何処っすかねぇ…」

盗賊「俺なら下水なんだ…どっか地下に降りられる場所が無いか探す訳よ…だからロボを連れて行けない」

学者「あ!!そういやさっき…」

盗賊「んん?」

学者「シャ・バクダ王朝最後の末裔サルマンが地下墓地で100日の闇を乗り切った様な事が書いて有りやした…」

盗賊「地下墓地?」

戦士「おぉ!そうだ!この国は地下墓地から湧き出したゾンビで一度滅亡の危機が有ったそうだ」

盗賊「ゾンビ…こりゃ調べるしか無ぇな…」

学者「一人で行けやすか?」

盗賊「とりあえずその場所を探してみる…無理そうなら一旦宿屋戻るから待機しててくれ」

学者「分かりやした!!」


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