勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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731:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 07:25:40.03 ID:RKoe7B/E0
『夜』


クンクン キョロ


少女「父!!母の匂い近いぞ」

戦士「お?こちらを見つけた様だ」

学者「あらら?兄貴がどっか行っちまってるんすが…」


ガラガラ…


中年の女「宿では無く納屋の中だったのね…」ツカツカ

戦士「空きが無かったのだよ…一人か?」

中年の女「あの子たちは二人ともシャ・バクダの方に行ったそうよ」

戦士「なんだ久しぶりに会うのを楽しみにして居たのに…」

中年の女「どうもギルドの連絡員が行方不明で私達の所へ連絡が途絶えて居たらしいわ」

戦士「そういう事か…」

中年の女「アランが見え無い様だけれど…」キョロ

学者「兄貴は情報収集でどっか行きやしたね…朝までには戻ると思うんすが…」

中年の女「まぁ良いわ…リコル?あなたにはちょっと悪いけれど私はしばらく留守にするわ」

戦士「…というと?」

中年の女「急ぎで例の書簡をシン・リーンへ届けなければいけない」

戦士「どうやって行くんだ?」

中年の女「気球の定期便でシャ・バクダに向かって娘2人連れて森を抜けるわ…あなたは連れて行けない」

戦士「森を抜ける…昔エルフの森だった場所か…」

中年の女「そうよ…私達3人なら徒歩で抜けられる筈…残念だけどあなたは邪魔になってしまう」

戦士「そうか…残念だ」

中年の女「それで…あなたにお願いが有るのだけれど…」

戦士「何だ?」

中年の女「ミルクと一緒にアランをサポートして欲しい…ミルクにとって成長のチャンスでもあると思ってるの」

戦士「ふむ…サポートと言っても何をするか決まって居るのか?」

中年の女「話はこうよ…」


アイリーンに扮したアバズレ女が居たでしょう?

あのアバズレ女の船にフィン・イッシュの女王も乗って居たのよ

2人で海賊王の娘を演じて本物を誘き出そうとして居るそうよ

これは女王からの提案で盗賊ギルドとして断り用が無かったらしいわ

それであの2人は既に出港してしまって居て…

この大陸を北側からぐるりと回ってシン・リーンへ向かってるの



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