勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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615:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/12(月) 18:42:36.71 ID:X4eygvxo0
『船尾楼』


ユラ〜 ギシギシ


盗賊「さっき見えた灯台が…海図で言うココだから…ちょい進路右だな」グイ

学者「これこのまま行ったら夜中の内に着いちゃうんじゃないっすか?」

盗賊「他の船と結構行違う様になったから速度落とさにゃならん…まぁ明日の朝だ」

学者「朝になったら雨止むと良いっすね」

盗賊「うむ…」

戦士「アラン達は到着した後どうする?」

盗賊「とりあえず姉御の事が心配だから一度傭兵ギルドの方へ顔を出す…リコルはどうするんだ?」

戦士「宿屋だな…」

盗賊「積み荷をどうするとか聞いて居ないのか?」

戦士「あぁ…それは向こうがこちらを見つけてくれるのを待つんだが…」

盗賊「向こうって何ヨ?」

戦士「まぁ隠して居ても無駄だから言うが…私の妻が先にバン・クーバに移動しているのだ」

盗賊「なるほど?つまり宿屋で待ち合わせという事か…」

戦士「う〜ん…ハッキリ言うと何処に居るか分からん」

盗賊「くぁぁぁ何だソレ!!」

少女「母…父来たの匂いですぐわかる」

盗賊「…なるほどな?」---母親もそっち系か---

戦士「実を言うと今回の船旅は私からすると家族旅行なのだ」

盗賊「んん?」

戦士「この子の他にあと2人姉が居てな…フィン・イッシュの祖父の所で世話になっている…家族で会いに行くという事なのだ」

盗賊「娘が3人居たってか…」

少女「父…秘密はしゃべるな…母に言うぞ」

盗賊「ヌハハなんかお前ん所の家族が大体分かって来たぞ…能力持って居ないのはお前だけだな?」

戦士「まぁ言うな…」

盗賊「家族全員揃うってのは羨ましい限りだ…ほんで?嫁と合流するまではどうなるか分からんと」

戦士「その通り…荷の入れ替えは少なくとも3日は必要になるだろう…それまで自由だ」

盗賊「俺も色々やりたい事があるからその方が良い」

少女「お前ー!!母は怖いぞ?…覚悟しておけ?」

盗賊「俺は何もして無ぇだろ…怒られる理由が無ぇ!!」

少女「手紙…」

盗賊「う…」ギク

少女「忘れるな?」ジロ

盗賊「わ…分かってらい!!」


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