勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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594:名無しNIPPER
2022/12/12(月) 18:21:35.59 ID:X4eygvxo0
『船首楼_作業場』


ガチャリ バタン


剣士「よし!出来たぁ!!…あれ?ゲスさん?」

学者「何作ってるのか見に来たんすよ…退屈なもんで」

剣士「そんな大した物じゃ無いよ…コレさ」ジャーン

学者「木槌…なんかやたらデカい木槌っすね…」

剣士「姉さんがさ…人間の血を見たく無いって言うから代わりの武器を作ったんだよ」

学者「なるほどーリッカさんが持つなら丁度良さそうっすね」

剣士「この木槌なら鉄の鎧だってへこませられる…結構強力な武器だね」

学者「そこで乾かしてる卵みたいな奴って…もしかして爆弾っすかね?」

剣士「あぁコレ?火薬があれば爆弾になるけど…これには油を入れるつもりなんだ」

学者「へぇ…上手く作りやしたね?」スッ

剣士「あああ!!まだ触ったらダメ!!」

学者「済まんっす…これ何で出来てるんすか?」ツンツン

剣士「貝殻の粉と骨粉を練った物だよ…乾いたら卵の殻みたいになる」

学者「手投げ用の火炎瓶みたいなもんすね…」

剣士「僕…思うのがさ?何もしないで船に接近させて確実に火を点けた方が良いと思うんだ…その為の備え」

学者「良く考えていやすねぇ…」

剣士「接近戦なら姉さんに勝てる人なんかそうそう居ないから木槌で暴れて貰う…その隙に向こうの船を燃やせば良い」

学者「いやぁ…そんな木槌でぶっ叩かれたく無いっすね…」タジ

剣士「積んでたソリを解体して材料にしちゃったからアランさんに謝らないと」

学者「どうせもう使わんので好きにして良いっすよ」

剣士「それ聞いて安心した」


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