勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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578:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/11(日) 13:01:49.77 ID:ckhR7HQw0
『帆走』


ザブ〜ン バサバサ


盗賊「うほーーー倍ぐらいのスピード出る様になったじゃ無ぇか!!」

学者「船が重いせいか安定していやすね…操舵しやすいっす」

戦士「帆装が今流行のキャラベル船ですが荷の積載量が多いので遠洋航海向きの船ですね」

盗賊「あんま違いが分からんのだがよう…」

戦士「小型のキャラベル船は快速で小回りが利くので商船に良く使われています…浅瀬でも帆走出来るのが特徴」

戦士「この船は船底が深いので浅瀬には不向き…でも荷が多く積めるので補給無しで海を渡れる」

戦士「船が大きくなればなるほど横帆の重要性が増すのですが…これだけ速度が出るなら縦帆でも良いでしょう」

盗賊「なるほど…じゃぁ沖に出ても良い訳だ?」

戦士「その場合ちゃんと測量出来る航海士を雇った方が良いですな」

盗賊「もうちょっと楽に話して貰って良いぞ?」

戦士「ハッハッハ初対面だとどうしても…慣れれば地も出て来るでしょう」

少女「ちちーーー」シュタタ ピョン

盗賊「おっとぉ!!その手は食わんぞ」ササ

少女「この男!夜に隠れて家まで来てた!」

盗賊「おいおい何を言いだす」タジ

戦士「ハッハッハ勘が良くて驚いて居るでしょう…」

少女「消える技を持ってる!秘密をしゃべらせろ!」

戦士「まぁまぁ…アランさん…隠して居てもしょうがないので話して置きますが…」

盗賊「んん?何だ?」

戦士「この子達は特殊な感覚で意思伝達できる能力があるんですよ…匂いとか音とか…感覚が鋭いのです」

盗賊「ほう?」

戦士「因みに私にはその感覚が有りません…だからアランさんの思うその手の者とは関わって居ないのです」

盗賊「おいおい…それってもしかしてウルフの遠吠えか?」

戦士「ハッハッハ…お気付きで?…遠吠えだけでは無いのですがね」

盗賊「なるほど分かったぞ…情報伝達は俺らの知らない方法で共有されてる訳か…」

戦士「察しの通り…そして私にはそれを教えて貰えない」

少女「ちち秘密を話すな!ははに言うぞ!」

戦士「同じ船に乗って居るのだから互いの探り合いで関係を悪くしたくないだろう?」


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