勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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561:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/11(日) 12:48:20.72 ID:ckhR7HQw0
『宿屋_2人部屋』


ガチャリ バタン


学者「あら?兄貴もう帰ってたんすね…何してるんすか?」

盗賊「姉御の作った計画書を読み直してんだ…くそう!日付が無ぇ…」

学者「どうしたんすか急に?」

盗賊「盗賊ギルドから接触が有ったのよ…どうや姉御が持ってる秘密の手紙というのが支援の条件らしい」

学者「手紙…」トーイメ

盗賊「お前何か知ってんのか?」

学者「あのっすねぇ…半年前の出来事なんすが…負傷した機動隊が持ってた白黒の書簡を姉御が持って行ったんす」

盗賊「なんだと!?詳しく話せ」


ニュー・ヤーク要衝攻略作戦の時っす…俺っちはかなり後方の衛生部隊に居たんすよ

すこし前方の砲兵部隊に居た姉御がっすね…負傷したその機動隊員を担いで俺っちの所に来たんす

左側頭部に銃創があって瀕死でした

俺っちは装着している兵装を全部脱がせて救急の処置をしてんすが

所持品の中に白黒の縞々が掛かれた書簡らしい物があったんすよ

姉御はそれを見てその書簡と機動隊員のドッグタグを持って行ったんす


学者「その後医療部隊の精鋭達が俺っちに変わってその機動隊員を何処かに連れて行きやした」

盗賊「…」

学者「兵装だけ残ったもんでこっそり頂いた訳なんす…」

盗賊「左側頭部というのは耳の後ろか?」

学者「そうっすね…多分アレっすよ…噂になってる電脳化した奴っす」

盗賊「ちぃぃぃ…機動隊の中に紛れ込んでる証拠を姉御が掴んだ訳だ…お前それが分かってて姉御をほったらかしにしたのか!」

学者「いやいや姉御はそれを上層に報告に行くのだとばっかり思って居やした」

盗賊「上層の何処に電脳化した奴が紛れてるか分からん!!だから組織と関係の無い盗賊ギルドに情報を渡そうとした…」

学者「そうも考えられやすね…今となってはなんすが…」

盗賊「くそう!今姉御が行った戦線は先月特別招集が掛かったやつだ…狙って招集掛けられたな」

学者「もしかしてとっくの昔にやられて…」

盗賊「まさか姉御が内ゲバに巻き込まれちまったとはよう!!」ドン!!

学者「まだ死んだと決まった訳じゃ無いっす…傭兵ギルド宿舎の叔母ちゃんは療養してるって…」

盗賊「そこに望みを掛けるしか無ぇ…くそ!!イライラすんぜ!!」


---頼む!!生きててくれ---


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