勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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544:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/11(日) 12:36:40.33 ID:ckhR7HQw0
『夜』


ガチャリ バタン


盗賊「うぅぅぅ寒ぶっ…」スリスリ

学者「あぅぅぅ…」ガクガク ブルブル

女オーク「湯が沸いてるけど?」

盗賊「おう!ちっと飲むわ…」

剣士「もう帆は畳んだの?」

盗賊「うむ…夜は氷山との激突が怖いからあまり動かん事にした…まぁ…海流が丁度向こうに行ってるから流れに任せる」

剣士「なんか楽しいなぁ…」ワクワク

盗賊「そりゃ結構!もうモルタルで隙間は埋めたんか?」

剣士「うん!大分暖かくなったよ…壁の木材が冷たくなってるのはもう仕方ないね」

盗賊「布か何かで一枚仕切が出来りゃ良いんだがな…」

剣士「今はランプだけで部屋を暖めてるからね…限界な気がするなぁ…」

盗賊「なぬ!?炉は使って無いのか!」

剣士「隙間風が入って来なくなったからさ…下手に炉を使うと危ないかなと思って」

盗賊「炉は石炭2〜3個で良いんだ…空気が入らんほどここも機密が高い訳じゃ無いぞ?」

学者「空気が無くなるなら先にランプが消えるんでランプが点いてる内は大丈夫っすよ」

剣士「お!?そういう事か…」

盗賊「しかしこれで炉無しか…こりゃ快適に寝られそうだ…今晩は交代で睡眠な?」

剣士「じゃぁ先に寝て良いよ…僕は興奮して今全然眠れない」

盗賊「もうちっと暖かくなってからな?ふぅぅぅ…しかし外は死ぬほど寒いな…こりゃ船も放置するわ…」


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