536:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/11(日) 12:31:42.87 ID:ckhR7HQw0
『小型の炉』
ボゥ… メラメラ
盗賊「よし…これで船尾楼の中だけはちったぁ温かくなる…」
剣士「4人共ここで寝泊まり?」
盗賊「炉が一つしか無いからそうなるな…持って来た毛皮を広げて寝床を確保して良いぞ」
学者「この船はな〜んも乗って無いんすね…」
盗賊「確認したが荷室の方に木材が少し乗ってるだけだな…あと腐った水が入った樽がいくつか有る」
剣士「あ!!そういえば水を持って来てない!!」
盗賊「おう心配すんな…空の樽があるからそいつに雪を突っ込んどきゃその内溶ける」
学者「さすが兄貴ぃ!!計算済みなんすね!!」
盗賊「まぁ…そういうのは夜が明けてからで良いだろう…喉が渇くなら雪食っとけ」
剣士「アハハそっかぁ…」
盗賊「んん?どうしたリッカ!にやけてるぞ?」
女オーク「何でも無いわ…ミライが楽しそうだから」
剣士「楽しいというか…まさか船を盗んでこんな事になると思って無かったからさ…ドキドキしてる」
盗賊「俺はちゃんと自己紹介したぜ?本職は泥棒だってな」
剣士「でも大丈夫?…この船はどこかのお金持ちの物だよ?」
盗賊「そんなん知らん!今は俺の物だ」
学者「まぁまぁミライ君!行動しないと何も手に入らないんす」ズイ
盗賊「そら俺が言った言葉だ!!ヘタレが言って良い言葉じゃ無ぇ!」
学者「兄貴ぃ…俺っちもたまには良い台詞言わせて下せぇ」
盗賊「さて!!…波も落ち着いた様だし荷物を此処に入れるぞ」スタ
剣士「そうだね…」スタ
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