勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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524:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/11(日) 12:23:14.58 ID:ckhR7HQw0
『夜_隠れ家』


ガサゴソ ガサゴソ


学者「おぉぉこんな物まで…」ブツブツ

剣士「壊さない様に…」ソワソワ

学者「これは古代遺跡の盗掘品なんすよ?」

剣士「へぇ?」

学者「これなんで魔術書が何冊もあるんすかね?」

剣士「さぁ?…でも僕はそれを読んで勉強したんだ」

学者「読めるんすか?謎の文字が並んでるんすが…」

剣士「ルーン文字というらしいよ…ルーン文字の解読は他の書物に有るんだ」

学者「もしかして魔法を使えたりするんすか?」

剣士「残念ながら使えない…なんか血の契約が必要だとか…良く分からないんだ」

学者「じゃぁ何を勉強したんすか?」

剣士「う〜ん…魔導って何なの?とか…魔方陣って何?とか…」

学者「ふむふむ…医術とは…生命とは…そういう感じっすね…確かにそれだけ覚えても治療は出来ない…なるほどぉ」

剣士「アランさん戻るの遅いなぁ…」

学者「兄貴は多分酒場じゃないっすかね…いつもの事なんす…心配しなくても帰って来やすよ」

剣士「聞きたい事が有ったのになぁ…」

学者「俺っちが分かる事なら答えやすよ?」

剣士「ええと…海賊王の娘の事…僕は噂なら聞いた事有るんだ」

学者「何が知りたいんすか?」

剣士「名前とか…年齢とか…それから指名手配されてる理由とか」

学者「名前は姉の方がアイリーンで妹がアイラっすね…逆かも知れやせんが…」

学者「年齢は不詳なんすが噂では当時姉が30歳…妹は25歳くらいらしいっす」

学者「指名手配された理由はなんか色々噂が有るんすが…白狼の盗賊団の一味だったとか」

剣士「白狼の盗賊団…それも聞いた事が有る…」

学者「もう伝説っすよね…貴族達から財宝を奪って庶民にばら撒いたんすよ…だから貴族達に指名手配されたんす」

学者「今となっては捕まえても懸賞金を払う貴族が居ないんで意味の無い手配書っすね…ビラだけが出回ってるんすよ」

剣士「そうだったんだ…そんな人たちが此処に出入りしてたのか…」

学者「う〜ん…出入りしてたかどうかは知らんすが…兄貴は手掛かりだと言って居やしたね?」

剣士「あぁ…そうだったか…」



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