476:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/20(日) 12:19:19.91 ID:ZniVZVNC0
『帆走』
バサバサ ザブ〜ン
女戦士「メインマストの横帆がまだ広げられんがなんとか進む様だ…」
海賊「修理にはもう少し時間がかかるでがんす」
女戦士「人駆が足りんのは分かっている…焦る必要は無い」
海賊「へい!!」
ローグ「頭ぁ!!沈没船の周辺は岩礁がある様なんで迂回した方が良いっす」
女戦士「そうだな…海図を商人が持って行ったままだから帰りを待つ」
スタスタ
情報屋「やっと動き出してこれで一安心ね」
女戦士「む…情報屋か…どうだ?例の男から何か聞き出せたか?」
情報屋「私の方が聞かれてばっかりよ…書物を渡して逃げて来た所なの」
女戦士「そうか…」
情報屋「でも当時の魔法は今と比べられないくらい進んで居たのは良く分かった」
女戦士「それは?」
情報屋「本物の魔術師は飛ぶのだそうよ?魔道航空連隊だったかしら…それが主力だとか」
女戦士「良く分からんな…空から魔法を撃つのだろう」
情報屋「面制圧がどうのこうのとかそういう話ばっかり…彼は知識人では無くて軍人ね」
女戦士「まぁゆっくり話すのだな…あの男からしてみれば2000年未来に飛んだ訳だから」
情報屋「そうね…私よりも魔女に引き合わせたかったわね」
女戦士「うむ…」
情報屋「それで…今は何処へ?」
女戦士「浮島だ…仲間が数十名残って居るそうだ…この船に退避させた方が良い」
情報屋「なるほどね…という事は他の小島にも人が流れ着いてるかも知れないわ」
女戦士「確かに…石になった魔物も復活しているかも知れんと言う事だ」
情報屋「う…もうしばらく魔物とは会いたく無い」
女戦士「同感だ…お?飛空艇が戻って来るな」
情報屋「もう日が暮れるから今日はこれで捜索は終わりね」
女戦士「…」
情報屋「女海賊が気にかかる?」
女戦士「まぁ…そうだ…気持ちは落ち着かん」
情報屋「そうだ!!彼らなら千里眼で探せるかも知れない!!」
女戦士「知らん人を探す事は出来んと魔女は言って居たぞ?」
情報屋「この周辺に居る人間はそんなに多く無いでしょう?全員の眼を見てもらうとか…」
女戦士「なるほど…数を撃てばなんとかという奴か」
情報屋「ちょっと聞いてみて来る」タッタ
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