303:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/16(水) 21:13:32.11 ID:Xx1bIi7d0
ググググ ギィィィ
情報屋「この木が軋む音がアレだけれど…中々過ごしやすわね」
女戦士「うむ…不思議な感覚だ」キョロ
カサカサ カサカサカサ
女戦士「アラクネーの子供か…」
情報屋「分かったわ…この不思議な安心感は虫が怯えて居ないのでは?」
魔女「恐らくその通りじゃ…地に足を付けて居る安心感は虫から来て居りそうじゃ」
女戦士「良く見ると他の虫もあちらこちらに居る…」
魔女「踏みつけぬ様にせねばのぅ」
女戦士「なんだか眠たくなるな…」
情報屋「私も読書が捗る…」
魔女「何の書物じゃ?」
情報屋「竜宮伝説よ…亀に乗って竜宮に行ったとか…人魚に出会ったとか…」
魔女「読み終えたらわらわにも貸しておくれ…」
情報屋「分かったわ…」
魔女「竜宮のぅ…竜王でも住んで居ったのじゃろうか?」
情報屋「ニライカナイの伝説とは別なんだけれど共通する事も多くて今調べてるのよ」
魔女「共通とは何じゃ?」
情報屋「どちらもいつの時代の事なのかハッキリしない…海の向こう…島に城が存在する…色々ね」
魔女「つまり伝えられた場所が違うだけじゃという事か?」
情報屋「それもなんとも言えないわ…あと一つ未来君の壁画も有るでしょう?」
魔女「そうじゃったな…」
情報屋「謎解きをするのはワクワクするわ」
魔女「うむむ…わらわも気になって来たでは無いか…死者が集う理想郷とは何じゃろうのぅ?」
情報屋「それはニライカナイの言い伝えね…多分そこに天国に繋がる何かが有ったと思うわ」
魔女「ふむ…」
情報屋「それで竜宮伝説の方では天国に行く事を拒んだ物語…その代償として命を吸われた…そんなお話なの」
魔女「命を吸われたとな?…フム…」トーイメ
情報屋「何か気になったかしら?」
魔女「呪術の代償は人の魂なのじゃ…もしやと思うてのぅ…」
情報屋「代償?…他の魔法で言う触媒の代わりと言う事ね?」
魔女「実はのぅ…呪術の殆どは危険が過ぎる故シン・リーンでは禁呪に指定しておるのじゃ」
魔女「故に研究が進んで居らぬ…呪いを祓う術を考えておく必要が有りそうじゃ」
情報屋「そう言えば超古代文明には大体呪いが付き物ね」
魔女「呪い…うーむ…つり合う代償…対価…まさかのぅ…」ブツブツ
情報屋「フフ…調べ物には困ら無さそうね」
----------------
----------------
----------------
877Res/1322.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20