勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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284:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/16(水) 20:59:48.44 ID:Xx1bIi7d0
『宿屋の前の広場』


ワイワイ ガヤガヤ


女海賊「…」ボケー

ホムンクルス「のぼせてしまいましたか?」

女海賊「んぁ?違うんだ…ホムちゃんもそこの樽に座んなよ」

ホムンクルス「はい…」ストン

女海賊「ホムちゃん覚えてる?ここでシーサーのクソ堅い肉食べたの」

ホムンクルス「はい…覚えています」

女海賊「私さぁ…石になって眠ってたからそんな何年も前の事じゃ無いんだ…」

ホムンクルス「そうですか…」

女海賊「あん時は女王が一生懸命畑を耕してさ…ホムちゃんも毒キノコ育ててたよね」

ホムンクルス「そう言われると随分あの時と変わりましたね」

女海賊「うん…私だけ変化に置いて行かれた感じがするのさ」

ホムンクルス「あの時に戻りたいのですか?」

女海賊「それじゃダメな事知ってるから…」

ホムンクルス「夢を見たと言うのはもしかして…」

女海賊「そうだよ…夢で繋がってる…行こうと思えばいつでも祈りの指輪で行けるのさ」

ホムンクルス「寂しい…ですか?」

女海賊「どうなんだろ?夢幻を理解するとそれが私を構成する心の部分だって分かった…その寂しさも私の一部」

ホムンクルス「心…それは失えないですね」

女海賊「うん…だからあの時には戻れない…心は失えない」

ホムンクルス「私は夢を見る様になりました」

女海賊「ホムちゃんが見る夢ってどんな夢?」

ホムンクルス「暁の使徒…未来君が去っていく夢です」

女海賊「ええ!!?」

ホムンクルス「場所はハウ・アイ島…未来君は誰にも悟られる事無く世界を救い…去って行きました」

女海賊「何それ!?初めて聞く話なんだけど…」

ホムンクルス「夢の話ですよ…」

女海賊「あぁそっか…」

ホムンクルス「そこで初めて失ってはいけない人の心を知りました…そんな夢です」

女海賊「きっとその夢も今のホムちゃんを構成する大事な部分だよね…」

ホムンクルス「はい…その通りだと思います」

女海賊「ちっとあん時みたいにちょっとお酒でも飲もうか…」

ホムンクルス「少しでしたら…」

女海賊「おけおけ…ちょい買ってくるわ…待ってて」スタタタ


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