【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
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804: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:14:56.41 ID:EggkbfIo0

男はどこか冷めた目つきで顛末を見届けていた。
参加者たちが無惨で悲劇的な死を遂げようが、感情が波を立てることもない。
顎に手を添えて、ため息混じりの声をこぼす程度。
同じ仕事をするようになってからは、男のそんな仕草ばかりを目にしていた。
以下略 AAS



805: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:16:19.53 ID:EggkbfIo0

「私は、アイドルのプロデュース業を今でも1番に考えている」
「はぁ……?」


以下略 AAS



806: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:17:43.40 ID:EggkbfIo0

「君の母親が自ら命を絶った時のことだ」
「!」
「私は自身の愚かさに頭を擡げると同時に、アイドルとしての器量のあり方に疑問を抱いた。羨望と声援を恣にするアイドル、だが真に世界に希望を齎すにはそれでは不十分だと」

以下略 AAS



807: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:18:34.27 ID:EggkbfIo0


「それでは不十分だ」


以下略 AAS



808: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:19:56.76 ID:EggkbfIo0

「……ハッ」


なんだ、私が手を下さずとも復讐は既に母の手によってなされていたのだ。
以下略 AAS



809: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:21:14.07 ID:EggkbfIo0
◆◇◆◇◆◇◆◇

283プロの連中でのコロシアイのセッティングは異常なまでに順調に進んだ。
事務所の社長が主犯格ということもあるが、コロシアイを既に何回も興行として成功させてきた経験が私にも天井にも蓄積されていたところが大きい。
発見を遅らせるための根回し、物資の確保、会場の用意……気が遠くなる額のお金がとんだ。
以下略 AAS



810: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:23:01.42 ID:EggkbfIo0

「……美琴」


リストの字面を目で追えば、自然と彼女が目についた。
以下略 AAS



811: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:24:47.87 ID:EggkbfIo0

「美琴、もうオマエは……私の知ってる美琴じゃないんだよな」

「私の知ってる美琴は、もう帰ってこない……」

以下略 AAS



812: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:26:40.77 ID:EggkbfIo0

緋田美琴を完全に、壊す。
天井の計画を利用して、生き残ろうとも死のうとも、緋田美琴という存在をこの世から消し去ってやる。
私が愛してやまなかった彼女の姿を借りて、今ものうのうと生きている『美琴』、その横暴をこれ以上赦しておくわけにはいかない。
私をこれ以上否定させるわけにはいかない。
以下略 AAS



813: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:27:33.46 ID:EggkbfIo0


「穏やかな顔して寝てるね、美琴」


以下略 AAS



814: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:28:39.74 ID:EggkbfIo0

「じゃあな、『美琴』」


少しばかり胸が痛むのを感じながら、背を向けた。
以下略 AAS



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