【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
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806: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/27(日) 21:17:43.40 ID:EggkbfIo0

「君の母親が自ら命を絶った時のことだ」
「!」
「私は自身の愚かさに頭を擡げると同時に、アイドルとしての器量のあり方に疑問を抱いた。羨望と声援を恣にするアイドル、だが真に世界に希望を齎すにはそれでは不十分だと」


親の仇が当時の心境を語る。
熱帯夜なんか目じゃない不快感に、爪を立てる。
その爪で顔を引き裂かなかったのは、話を聞きたいという衝動が蓋をしたから。
ここまで来たら、どれほどこの男が狂っているのかを明らかにせねばいけない。その責任すら感じていた。


「どんな絶望に直面しようとも立ち上がり、立ち向かう……その姿にこそ人は耀きを見るのではないか」
「まさか、あんたは自分のアイドルにコロシアイをさせようってんじゃ……」



「そうではない」


時間が、止まった。



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