【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
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◆vqFdMa6h2.
[saga]
2022/11/08(火) 22:09:50.70 ID:PGzGnqfO0
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【死体の抱える本】
千雪が何やら大事そうに手にしている本がある。
彼女の腹部から漏れ出たものであろう血は、手のひらを経由して紙の装丁の表紙にべったりと張り付いている。
元々の表紙、そのタイトルは今からは解読不能だろう。
ルカ「……」
何故だか、私はその本から目が離せなかった。
別になんてことはない、死体が握っていただけの一冊。
それこそダイイングメッセージの一つでも蓄えた宝箱くらいの認識で足りるはず。
私が抱いているのは、一体なんの感慨なんだ。
にちか「何ボケーっとしてるんですか、さっさと検証しましょうよ」
にちかはそんな私を他所に死体から乱暴に本を引ったくる。
この本も例に漏れずウサミの魔法がかけられていたようで、血に塗れた表紙はチカチカしたピンクの光と共に移り変わり、既視感のある一冊へと変わった。
ルカ「……これって、確かモノクマの工場かなんかで見つけたやつじゃ」
『ジャバウォック島再開発計画』のタイトルに掲げられている通り、
ここに記されているのは時代に取り残された観光島・ジャバウォック島の事業再生を目指す計画書。
その先導に立つのは、私たちの前にその存在を何度か仄めかした『未来機関』だ。
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