【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
1- 20
345: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/07/03(日) 21:21:39.72 ID:kq3pidQz0

両手で数えきれないだけのオーディションを受けた。
しかし、その悉くで向けられたのは好奇の視線。
わざわざ長崎から出てきたというのに、アイドルとしての技量で秀でたものは見出されず。
急に飛び出してきた人間で、後ろ盾も何もない。


「何しに来たの?」


苦笑混じりにそう言われたのも一度や二度ではない。
これもまだマシな方。
人格を否定するような言葉も何度もぶつけられた。
それは面接官だけでなく、隣に座る受験者にも。


「田舎臭さが染み付いてる」
「アイドルになろうなんて何様?」
「あなたは“ない”方の人間だということを自覚すべき」


私が夢見ていた桃源郷なんて、どこにもない。
テレビの中で歌い踊っていた彼女たちは、どす黒い地獄の上に立っている。
他の人間の不幸を踏み倒して、死屍累々の上に立つ。
それでようやっと輝きを得ることができるのだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/759.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice