五更瑠璃「私はあなただけの……瑠璃ドラゴンよ」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/21(火) 22:17:57.40 ID:IvATNh7tO
『なあ、黒猫……いや、瑠璃』
やたら真剣な眼差しの京介に胸がときめく。
『好きだ』
「ええ……私も好きよ、京介」
たとえ他所の女に目移りしようとも。実の妹に手を出そうとも。それでも私はあなたを。
『可愛すぎてうんこ漏らしちまったよ』
「切るわ」
『フハッ!』
即座に通話を切るも耳をつんざく愉悦がこだまし続けている。全くこれだから萌え豚は。
『フハハハハハハハハハハハハッ!!!!』
喧しいわ。ドラゴンの咆哮のつもりかしら。
「何がガオッよ」
枕に突っ伏して、足をパタパタ。眠れない。
「角は要らないけれど火は吐きたい気分ね」
胸を焦がす炎を息吹にして焼き尽くしたい。
【俺の瑠璃ドラゴンがこんなに可愛いわけがない】
FIN
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