私「魔法を刷り込まれた島」
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20:名無しNIPPER[saga]
2022/06/09(木) 20:35:09.25 ID:5wbSF7NG0

──数日後──

私「島長。お陰様で修繕作業が終わりました」

島長「お疲れ様でした。予想していたより随分と早いですね」

ジャラララッ

私「島での生活を支えてくださり感謝します。これは船に残されていた金貨の全てです」

島長「お代なんていりませんよ。私があなたを庇ったのは……」

私「わかっています。これはむしろ私のけじめとしてお支払いしたいのです」

島長「そうは言ってもこの島に通貨はありませんから。あなたが持ち帰った方が価値があると思いますよ」

私「……これを機に、外部との貿易を始めてはいかがでしょうか」

島長「うふふ。それは無理というもの。この島には”魔法”という大事な財産がありますから」

島長「魔法とは言わばまやかしそのもの。島の安寧のため、まやかしを解くきっかけとなりえる外部との交流を固く禁じているのです」

私(島長はにこやかに最後の言葉を語る)


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