5: ◆xa8Vk0v4PY[saga]
2022/06/06(月) 00:33:24.27 ID:Sev9O2YP0
プロデューサーは驚きながら名刺をまじまじと見つめていると、その男は彼にぼそぼそと耳打ちした。
輝子はプロデューサーの顔を見て驚いた。
普段の彼は温厚で、注意をする事はあれど怒った顔など見た事ない。
なのにその時、彼はすごい怖い顔をして男を怒鳴った。
「結構です!出て行って下さい!!」
「そうですか。気が変わりましたら名刺の番号に」
軽い口調の男を追い出し、プロデューサーは眉を吊り上げながら椅子に座り直した。
「親友……?」
見た事のない親友の顔に不安になり、輝子はおどおどと話しかけた。
「ああごめん、なんでもないよ」
だが彼は輝子の顔を見るとすぐ優しい顔に戻り、彼女に微笑んだ。
「……なんでも」
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