鷺沢文香「ミステリアスアイズの駄洒落が上手い方」
1- 20
8: ◆Z9rYxRK0vI[saga]
2022/05/28(土) 23:49:14.02 ID:twZbOJac0
文香「はい。周知です。ライブで激ウマ抱腹絶倒ギャグを奏さんが披露した事を、楓さんのデレぽ上で大々的に宣伝するのです」

文香「『奏ちゃんの駄洒落が冴え渡っていた』『次代シンデレラダジャレガールは速水奏で決まり』……と」

文香「そうすれば、奏さんの意外な一面は、広く知れ渡る事でしょう」

楓「それは、敵に塩を送る事になるのでは?」

文香「いいえ。周知の結果、奏さんに送られるのは塩ではなく、塩見です」

楓「塩見…塩見周子ちゃん?」

文香「はい。正確には美嘉さんを除く、LIPPSの全員です」

文香「彼女らは、常に面白いものを探して彷徨う飢えた獣と言っても過言ではありません。LIPPSの皆さんが、楓さんの投稿を逃さないでしょう」

文香「瞬く間に奏さんは『LIPPSのダジャレがやべーやつ』の称号を半強制的に付与され、楽屋、事務所、或いはステージの上で…あらゆる場面で奏さんにダジャレを要求するようになります」

文香「もとより恥ずかしがり屋の奏さんですから…そうなれば、彼女は恥ずかしさに自沈。二度と駄洒落クイーンを目指そうと思わない筈です」

楓「何て恐ろしい……文香ちゃん、恐ろしい子!」

文香「これでお分かりの通り、楓さんは絶対に勝利できるリーサル・ウェポンを有しています。その上で、正攻法で奏さんを打ち負かす事ができれば、もはや駄洒落クイーンの名は揺らがないといえるでしょう」

楓「ありがとう。やっぱり文香ちゃんに相談して良かったわ」

文香「何か一つでも参考になれば何よりです」

楓「さっそく、次回のライブで見せてやりましょう。高垣楓、一世一代のがんばり物語を」

文香「その物語に敗者がいない事を期待します。ご武運を。では、テレビ電話を切らせて頂きます」

楓「はい。おやすみなさい」

文香「はい。おやすみなさい」 ピッ



文香(…ふぅ)

文香(すみません奏さん)

文香(きっと貴女のそれは、楓さんに対する茶目っ気。相手の得意分野でも戦えるんだ、というちょっとした見栄だったのでしょう)

文香(けど、人には踏み入ってはならない領域があります。そこに踏み入ってしまっては、手痛いしっぺ返しを食らう事もあります)

文香(私…鷺沢文香も、その領域にふみふみしないように、気をつけなければいけませんね)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
21Res/14.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice