鷺沢文香「ミステリアスアイズの駄洒落が上手い方」
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7: ◆Z9rYxRK0vI[saga]
2022/05/28(土) 23:47:24.45 ID:twZbOJac0
文香「はい。数の暴力とはいつ如何なる時代でも強靭です。古代ギリシアにおいて、精鋭と呼ばれたスパルタ兵300人をテルモピレーに打ち破ったのは、ペルシアの100万人の軍勢です。重ちーの収穫(ハーヴェスト)が強いのは、大量にスタンドを展開できるからです」

文香「息もつかせず怒涛の駄洒落ラッシュを繰り出せば、奏さんは戦意喪失。楓さんの駄洒落クイーンの座は永久保証されることでしょう」

楓「一理ありますが、粗雑な駄洒落を乱発しても、奏ちゃんの駄洒落がハイクオリティであれば、一撃のもと粉砕され敗北してしまうのではないかしら」

文香「中途半端な数であれば、その可能性はあります。相手が1⃣つの駄洒落を言う前に、10重ねるのです。1秒間に10回の駄洒落ができるようになるのです。反撃の余地を与えなければ、ダメージレースは10対0。楓さんの勝利は揺らぎません」

楓「な、なるほど…」

文香「それに…そもそもの話として、奏さんの駄洒落クイーンを目指す意思は、そこまで強固ではないはずです」

楓「あれだけの駄洒落を持ちながら、上を目指す気持ちが無い…そんなこと、ありえるんですか」

文香「はい。恐らくですが、久しぶりにミステリアスアイズでお仕事ができてテンションが上ってしまい、ついポロッと出てしまったものと思われます。いわば、彼女の茶目っ気です。楓さんの"本気(マジ)"を見せれば、自ずと引くことでしょう」

楓「でも、奏ちゃんはあれで、とても負けず嫌いなところがありますよね。私の"本気(マジ)"に当てられ、対抗意識を燃やして彼女も本気を出してきたとしたら…その時は、諦めるしかないのでしょうか?」

文香「案ずる事はありません。その時の為の秘策もあります」

楓「流石、事務所の生き字引。その方法とは?」



文香「周知です」

楓「周知」


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