姉がアイドルということ
1- 20
36: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2022/05/10(火) 14:04:28.91 ID:nm7zvJuf0

「お待たせ、買ってきたよ。あれ? どうしたの?」
「うん……まつりちゃんに聞きたいことあったんだけど、既読はつくのに返信がないんだ……まあ、今日はいいかな。たぶん」
 意味ありげに、そして恥ずかしそうに見上げる徳川さんに、高山少年は首をかしげる。
「ここのパレードで、まつりちゃんと見たんだ。お姫様を」
「そうなんだ……じゃあ、楽しみだね」
 徳川さんは頷いた。
「どんなだったかな、って私たちが憧れたお姫様は。そう思って。付き合ってくれて、ありがとう」
「ううん。ファンとしても楽しみから、憧れのアイドルの原点を見られるのは」
 それを聞き、あからさまに徳川さんは口をとがらせる。
「それに」
 慌てて彼は付け加える。
「徳川さんと、来られたのが……嬉しいし」
 途端に彼女は、口元を緩める。
「パレードまで時間あるし……ね」
「うん。じゃあ……行こうか」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
42Res/43.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice