南夏奈「もしやこれが恋かな」藤岡「これが恋なら、どんなに楽だろうね」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2022/04/24(日) 21:31:20.02 ID:thOHa964O
「さて、藤岡。うんちっちの前にだ」
「なんだい、南」
「いいか。脱糞のタイミングが肝心だ」

当たり前のように便座を共有したオレたちは共犯者となるべく互いに機会を伺っていた。

「もしもお前が先走れば単独犯となってしまい、その逆もまた然り。どうしたものか」
「息を合わせるしかないね」

呼吸を合わせる。それだけで胸が高鳴った。

「ん? 藤岡、お前ちょっと鼻息が荒いぞ」
「ご、ごめん。いざとなると緊張して」
「仕方ない奴め。ほら、手を貸せ」

指先に温もりが触れて、気持ちが落ち着く。

「これで安心だろ?」

そう言って当たり前に恋人繋ぎする南夏奈。

「南はさ……」
「ん? なんだよ、どうした?」
「南は優しいから……」

繋いだ手の暖かさと優しさで不安になった。

「誰とでも共犯者になるんじゃないかって」
「馬鹿なことを言うんじゃないよ」

真っ直ぐ前を見据えてきっぱりと南は云う。

「安心しな。私のお尻はそんなに軽くない」

格好良く言って、無邪気に笑う南が好きだ。


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