めぐみん「胸なんて飾りですよ」佐藤和真「お? なんだめぐみん、嫉妬か?」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2022/04/17(日) 22:34:04.23 ID:w7w97Q7xO
「というかこの世界は長らく続いた魔王軍との戦争のせいで魔法が戦闘に特化しすぎてることのほうが勿体ない。進歩なき戦争なんて不毛すぎる。電気よりも魔法のほうが自由度が高いんだから、発展させるならそっちのほうが先決だろ」

再びうつらうつらとしながらカズマは呟き。

「もっとこう……夢のある魔法があればな」

そう言って寝息を立てる夫。夢の魔法とは。

「……どう思いますか、ダクネス」
「うーん……我々にとってはこれが日常だからな。しかし、今や存在しない魔王軍に対する魔法はたしかに無意味で不必要だろう」

無意味で不必要。つまり、我が爆裂魔法も。

「夢のある魔法、ですか」
「あまり真面目に取る必要はないと思うぞ。この男のことだから、どうせ世のため人のためになんて大層なことは考えてはいまい」

それがカズマで、だからこそ世界を救えた。

「爆裂魔法は爆発する魔法です」
「何を今更。そんなの当たり前だろう」
「ですが、その果てに何があるのでしょう」

爆裂魔法はスキルレベルを上げれば上げるほど、その爆発力は増大します。原初の崩壊。
その向こうに何があるのか。新たな世界か。

「私はこれからも探究し続けます」
「ふふっ……本来なら危ないからやめておけというべきところだが正妻には逆らうまい」

良い心がけです。これもまた、円満の秘訣。


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