阿良々木暦「ぶんぶんぶぶん!」レベッカ・忍「おーなみばんばばんばーん、じゃ!」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2022/04/13(水) 23:38:36.38 ID:/7Mv21f8O
「ふん。遠慮せずに頭を撫でよ」
「でも、僕はもう眷属じゃない」
「では儂はあるじ様の従僕か?」
「いや僕はそんなつもりは……」

僕は現在たしかに忍の主人かも知れないがそれでも従僕扱いしたことはない。その資格も資質も持ち合わせてないから。だから僕は。

「僕はいつまで経ってもお前の従僕だよ」
「かかっ。であるならば、撫でるがよい」

躊躇いつつ柔らかな金髪に触れて、撫でた。

「ふあっ……ふん。なんじゃお前様。下等生物のわりにはなかなか上達したではないか」
「お褒めに預かり光栄だよ」
「思わずコーラが漏れてしまったわい」
「フハッ!」

お・ひ・ざ・に・! お・し・っ・こ・! ?

「……未来を振り撒くパヒューム、じゃな」
「フハハハハハハハハハハハッ!!!!!」

後日談というか当日談である今回の大惨事。
必要なのはパヒュームではなくバキュームカーだろう。お漏らし先生は席を立ち告げる。

「さて、そろそろ授業はおしまいじゃ」
「ふぅ……僕の膝が菜の花畑だぜ」
「まさしく黄色いバカンスじゃな」
「危うくバカになるところだったよ」
「ふん。落第などこの儂が許さんぞ」

ぽんっと忍は初めて、僕の頭に手を乗せて。

「お前様は我があるじ様じゃろ?」
「あるじ様を便器扱いするな」
「かかっ! なにせ下等生物じゃからな」
「生徒様を下等生物呼ばわりするなよ」

呆れて小声を口にすると、忍は小さな声で。

「……ごめんなさい」
「マキシマムかわいい!!」

ぶんぶんぶぶぶんと僕は糞を撒き散らした。


【化物語だっしゅ!】


FIN


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