【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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8: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/04/13(水) 21:28:16.39 ID:s0CqhW+t0

夏葉「みんな、どうしたの? そんな鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして」

ルカ「どうしたもこうしたもねーよ……お、お前……その体、どうなってんだ?!」

夏葉「体……? ああ、私の体のことね。ルカ、あなた見かけのわりに随分と細かなところを気にするのね」


そうは言うが、頭から足の先まで全てを範囲とした時、それは細かなところだと言えるだろうか。
あの艶やかな長髪はワイヤーのようなものに作り変わり、くりりとした瞳は何かLED照明のようなものに付け変わっている。
全身の何が変わったかと挙げていけば何日あっても足りやしないだろう。
そこにはもはや、人間だった頃の有栖川夏葉のパーツは何一つとして存在していない。


智代子「ぶくぶくぶくぶく……夏葉ちゃんが、夏葉ちゃんがロボットになってしまった……」

透「え、やば。気絶した」

夏葉「もう……智代子、大袈裟ね。それにロボットだなんて無粋な呼び方はやめてほしいわね。私には人間の有栖川夏葉と何一つ変わらない自我がある……それはロボットというよりも、アンドロイドと呼んだ方が適切な状態ではないかしら」

あさひ「す、すごいっす! 中に夏葉さんが入ってるっすか?!」

夏葉「いえ、そうではないわ。この機体に私が入っているのではなく、私自体がこの機体なのよ」

あさひ「じ、人格が丸ごと機械に入ってるんっすね! すごい技術……!」


恍惚として会話を続ける中学生に私たちは完全に置いてけぼりだった。
突如として現れたモノクマロック、パンデミックの急な発生と鎮静、そして小宮果穂の人格復旧。
これまでにも非現実的なことは起きていたが、その中でも今回ばかりは次元があまりにも違う。
人がそっくりそのままアンドロイドに変わってしまうなんて、SF小説の中でしか起きちゃいけないことだ。



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