【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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695: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/05/22(日) 21:01:19.55 ID:6yJfGnKD0

ずっと、奥底に押し殺していたものが顔を出した。
冬優子にも芹沢あさひだけが遺されるという事実はきっと理解していた。

でも、自分が動かなければ結局彼女は救われない。
自分の命と引き換えでしか掬い上げることはできない。
そう考えた時から必死にその事実には目を瞑っていた。
ただ、ありのままの感情を改めて自分の目で、耳で、受け止めれば話は違う。
嫌だろうとなんだろうと、直視せざるを得ない。
冬優子の心中に埋め込まれた支柱は、少しずつ、その根本から突き崩されつつあった。


冬優子「何よ、どうすればいいわけ……? もう、取り返しは効かないのよ……? ふゆがあいつを殺したって言う事実はどうやったって覆らないの……!」


やがて、冬優子の声にもすすり上げるような息が混ざり込む。
後悔とも違う、自分の犯した行いとそれに生じた責任とに向けた半ば狂乱に近い感情の発露。
壁や証言台が、彼女の声に応えるようにピシピシと軋んだ。



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