【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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277: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/05/06(金) 21:04:02.37 ID:OQT/+f4M0

でも、人に見せる姿はそうでありたいという彼女の信念があったことは確かだ。
他の連中を率いる年長者としての責任だけでない、大切な何かがそこに在った。それは甘党女が今口にした通りだ。
だから、こいつだけには……それを否定するような言葉は口にしてほしくなかった。


ルカ「なら、こいつの姿かたちをお前が嘆いちまうのは……こいつの生きざまと死にざまを否定しちまうのは……悲しいことだと私は思う」

智代子「……」


先ほど目を合わせずに逸らしてしまった頭部を、今度はじっと見つめた。
そのカメラレンズがどう映ったのかはわからない。
が、有栖川夏葉が生前守り続けた何かを僅かながらに掴んだんだろう。
意を決したように頷くと、私の方に向き直った。


智代子「……そっか、そうだよね。夏葉ちゃんは夏葉ちゃんで、ずっと変わらなかったんだもんね! ……よし!」

智代子「ルカちゃん、お願いします! 夏葉ちゃんのこと、とことん調べてあげて! それで……夏葉ちゃんの死を……どうか無駄にしないであげて!」

ルカ「……おう」


手渡しされたその頭部はズッシリと重たかった。




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