【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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248: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/05/05(木) 22:04:13.50 ID:S6n2p1Il0
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≪island life:day 21≫
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【ルカのコテージ】

キーン、コーン…カーンコーン…

『えーと、希望ヶ峰学園歌姫計画実行委員会がお知らせします…』

『オマエラ、グッモーニンッ! 本日も絶好の南国日和ですよーっ!』

『さぁて、今日も全開気分で張り切っていきましょう〜!』


昨日よりも更にごりっと体力が持ってかれている。
もはや瞼を開けることも厳しいぐらい、口にまともなものがここ二日一度も入っていない。
食物を消化するために本来分泌されるであろう唾液は行き場を失い、口の中は妙な感触を作り出す。
頬と歯茎がくっつくように、妙に粘着質だ。
そんな中から迫出されるため息が清々しいものであるはずもなく。


「……そういや、ヤドカリって……あの見た目でカニの仲間なんだったか」


なんてクソみたいな考えもよぎるほど。
すっかり落魄れてしまったカミサマの姿がそこに在った。


「……落ち着け、とりあえず冷静になって……太極拳に行かねーと」


ぼんやりした思考に無理やりに行動の目的と言う核を埋め込んで、体を動かした。
顔を洗って服を着替えて、出る支度を整えるまでに幾度となく腹は鳴った。
もはや腹の音は聞きなれて環境音にも等しい。
『お腹が減った』という認識から、『何かを食さねば』という義務感に徐々に変わりゆく、そのフェーズの途中だ。


「……はぁ、行くか」



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