71: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 07:56:13.09 ID:f8skqbci0
歌織「ど、同棲!?」
莉緒「それも昨夜からもう!?」
このみ「ふ、踏み込んだわね……!!」
72: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 07:59:36.84 ID:f8skqbci0
ただ最後にひとつだけ、私と彼との間において思わず苦笑いしてしまうようなエピソードがあった。
彼とつきあい始めたこと――そして同棲していることは、私と歌織さんたち3人と彼の5人だけの秘密だったが、意外なことから意外な人にそれが漏れ、そして更に意外な事実が明らかになった。
73: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 08:02:18.96 ID:f8skqbci0
千鶴「あの、風花……もし間違っておりましたら申し訳ないのですけれど」
風花「なに? 千鶴ちゃん」
74: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 08:04:32.08 ID:f8skqbci0
千鶴「あ、心配はいりませんことよ。ちゃんとみなさんわたくしの場合と同よ……い、いえ、分別をわきまえた方々でらっしゃるからどこにも話したりはしておられませんし、私も口外しないようお願いいたしましたから心配もありませんことよ」
風花「そ、そうなんだ。ありがとう千鶴ちゃん。そ、そうなの実は……少し前からおつき合いを。それでその、今は一緒に……住んでいて」
千鶴「やはりそうでしたのね」
75: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 08:09:02.01 ID:f8skqbci0
P「どうも」
店長「お、またアンタかい。いつもありがとうな」
76: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 08:12:49.40 ID:f8skqbci0
風花「毎週、山のようにDVDを買って……え?」
千鶴「プロデューサー、風花の部屋にそんなに持ち込んではおりませんわよね? なんでも英雄おじちゃんの話によると……」
77: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 08:13:54.64 ID:f8skqbci0
店長「しかしアンタ、そんなDVDをたくさん買い込んで、場所に困らないのかい?」
P「それが大丈夫なんですよ。元々住んでいたアパートに最近、DVDを置くようにしましてね」
78: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 08:21:31.71 ID:f8skqbci0
千鶴「と言ってたので、もしかして商店街に来ている2人が風花とプロデューサーなら同棲をはじめたのではないかと気づいたのですわ」
千鶴ちゃんには改めて口止めをし、商店街の方々にも同様のお願いとお礼してもらえるように述べた。
そして私は彼に、ちょっと不貞腐れたかのような表情で聞いてみた。
79: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 08:24:52.15 ID:f8skqbci0
私としても、本気で彼がDVDの置き場を作るために私と同棲を始めたのではないことはわかっているが、慌てて弁明をする彼はちょっと可愛らしい。
仕事の場ではなかなか見られなかった、新鮮な表情だ。
風花「……本当ですか?」
80: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 08:27:50.92 ID:f8skqbci0
ちゃんとそういうこと、考えくれてるんだ。
なんとなくではないけれど、流れで同棲を始めた感じもあったが、彼は真面目に私との将来のことを考えてくれていたのだ。
それは素直に嬉しい。
風花「嬉しいです」
81: ◆hhWakiPNok[saga]
2022/04/10(日) 08:31:45.57 ID:f8skqbci0
fin.
豊川風花(22)
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