35:名無しNIPPER[saga]
2022/04/09(土) 11:33:59.11 ID:MLTq+wt20
遊戯王は余り知らないのですが死力を尽くしてやってみます!!!
説明しよう……“崇光なる宣告者(アルティメットデクレアラー)”とは光属性・天使族の儀式召喚モンスター。同族を生贄に捧げることで相手に強力な妨害効果を付与する……“悪魔”みたいな効果を持つモンスターなのである!
蘭子の頭上に並々ならぬ光輝が顕現する!
驚いた蘭子が頭上を見上げた瞬間……
???「汝、我の力を求める者か?」
都合10対にもおよぶプリズム結晶体にも似た天翼、まるで古典古代の天才彫刻家が手ずから削り出したの如く、白哲に美しい体躯……そして見るからに輝かしい後光!
これは神にちがいない!
蘭子「うおっ、神様!?」
崇光なる宣告者「いいえ、光属性・天使族です」
蘭子「天使様……お美しい……!」
崇光なる宣告者「そうかしこまらずともよろしい」
蘭子「へへへ、そういうわけにもいきやせんぜ」
崇光なる宣告者「まあいいでしょう」
そして崇光なる宣告者は蘭子にこう告げた。
崇光なる宣告者「地上は大変なことになっている」
蘭子「ええ」
崇光なる宣告者「初めは洪水伝説よろしく傍観に徹していようと思ったのだが、何やら無垢な信仰心をもつ聖者がいるではないか。そこで力を貸してやろうと思ってな」
蘭子「それは……」蘭子は目を輝かせる。「具体的に、何と……?」
崇光なる宣告者「ゾンビという生物はいかんともしがたい。しかし私の放つ聖なる力場はゾンビ共に対して特攻である。この光芒を振りまいてやるだけで、あやつらはぐずぐずに崩れて死ぬだろう」
蘭子「お素晴らしい!」
崇光なる宣告者「しかしな……」そこで、これまで上機嫌に高説をたたいていた彼は忌まわしげに溜息を吐く。
崇光なる宣告者「俺がこの光を振りまけるのは日中まで、そしていかに俺が強かろうと飽くまでそれは戦術レベル。一匹一匹掃討している間に人類を殺しつくされては無意味であろう?」
蘭子「遺憾ながら……」
崇光なる宣告者「そこでな、お前に南極秘密基地にある“超大型天文台”へと連れて行ってほしいのだよ」
蘭子「わ、私がですかい?」蘭子はひっくり返りそうであった。信じ難いできごとが立て続けに起こっているので、しかしそれほど取り乱すこともなかった。
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