タツマキ「私もアンタが好きよ」サイタマ「ハゲてて良かったな」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2022/04/05(火) 22:24:53.95 ID:4BypDZP4O
「ハゲてても良いお父さんだって明日学校で言うよ。ありがとね、お母さん」
「別にお礼を言われることじゃないわ」

その強さは私たちとは違うけど同じ強さだ。

「アンタはきっと強くなる」

私の手を握る力はまるでサイタマのようで。

「だってアンタは私とアイツの子供だから」

私と同じクルクルの髪の毛は念動力の発露。

「いつか、私たちを超えてみなさい」
「うん!」

この子の正義に打ち負かされる日が楽しみ。

「ただいまー!」
「おーおかえり……ん? なんか目が赤いな」

家に帰るとサイタマが男メシを作っていて。

「なにかあったのか?」
「ううん! それよりお父さん、ご飯食べたら一緒にトレーニングしよ!」
「オレのメニューはキツいぞ。なんたって腕立て100回、腹筋100回、スクワット100回、ランニング10キロだからな。ハゲるかもな」

そう言って笑いつつ、子供の肩に手を置き。

「で? 誰に泣かされたんだ?」

訊ねるサイタマに私が代わりに答えてやる。

「アンタがハゲてるから悪いのよ」
「お、おお……オレのせいか……」
「ふんっ。誰のせいでもないわよ」

それを言えばアンタを選んだ私のせいでもあるし。なにはともあれとやかく言われる筋合いはない。するとサイタマは何の気なしに。

「学校、ぶっ壊すか?」
「い、いいよ! やめて、お父さん!?」

この男は本気でやる。でもだからこそ私は。

「もしやるなら手伝ってやってもいいわ」
「よし! んじゃ、お礼参りすっか!」

悪ノリすると、我が子がイラついたらしく。

「やめてって、言ったよね?」

また瞳が揺らいで髪の毛がクルクル逆立つ。

「ねえ、サイタマ」
「ん? なんだ?」
「アンタ、あの子に勝てる?」
「当たり前だろ。まだガキだしな」

でも、と。サイタマは不敵に笑い付け足す。

「そのうち良い勝負が出来そうだ」
「そう。それは楽しみね」
「ああ……楽しみだな」

本気でやり合える相手を、旦那は見つけた。


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